Area Guide
天川
秘境の渓谷と清流 — 余韻から車で約1時間
奈良県の中央部、大峯山系に深く入り込んだ天川村は、日本でも有数の秘境とされる山岳集落だ。標高400メートルから1900メートルにわたる地形の中に、修験道の聖地と手つかずの渓谷が共存している。
天ノ川の上流に広がるみたらい渓谷は、エメラルドグリーンの水をたたえた淵と、原生林の間を縫う遊歩道で知られる。夏には川に入ることもできるが、水は冷たく、流れは速い。滝と吊り橋が連続するこの渓谷は、関西でも指折りの清流景観だ。
村への道は険しく、アクセスには覚悟が要る。それが天川を天川たらしめている。
大峯山は、現在も女人禁制を続けているとされる日本唯一の霊山だ。
Places
みたらい渓谷
天ノ川上流に広がる渓谷。エメラルドグリーンの深い淵が連続し、滝と吊り橋が点在する遊歩道を歩ける。新緑の5月から紅葉の11月頃が見頃とされる。夏は川遊びに訪れる人も多いが、流れは速く水温は低い。渓谷を抜けると急に静かになる。
天河大辯財天社
修験道と深い縁を持つ弁財天を祀る神社。奈良時代に役行者が感得したとの伝承を持つ。水の神・芸能の神として知られ、音楽家や芸能関係者の参拝が多いことでも知られる。境内は静かで、山の空気に包まれている。
洞川温泉
大峯山への登山口にある温泉集落。修験者の宿場町として栄えた歴史を持ち、旅館や行者豆腐の店が並ぶ通りが今も残っている。標高820メートルに位置し、夏でも涼しい。ごろごろ水と呼ばれる湧き水も有名で、水を汲みに訪れる人が絶えない。