Area Guide
十津川
日本最大の村と秘境温泉 — 余韻から車で約1時間20分
奈良県の最南端に位置する十津川村は、面積672平方キロメートル。東京23区を丸ごと収められるほどの広さを持ちながら、人口は3000人を切る。山と谷が複雑に入り組んだ地形の中に、集落が点在している。
十津川を南北に貫くのは国道168号線だ。熊野へと続くこの道は、かつて熊野詣の参詣道でもあった。今も道は険しく、快晴の日でも山の影で暗くなる区間がある。その不便さが、観光地化されない十津川の景観を守ってきた。
温泉は村内に3つある。十津川温泉・湯泉地温泉・上湯温泉。いずれも源泉かけ流し。湯泉地温泉(totsukawa onsen)は環境省の国民保養温泉地にも指定されている。
十津川村の面積は672平方キロメートル。東京23区をほぼそのまま収められる広さだ。
Places
谷瀬の吊り橋
十津川に架かる長さ297メートル、高さ54メートルの吊り橋。昭和29年、村人たちが一軒あたり約15万円を出し合って架けたとされる生活用の橋だ。完成当時は東洋一の長さだったとも言われる。現在も地元の人が日常的に渡っており、観光用として整備された橋とは趣が異なる。
野猿
川を渡るための籠型の渡し。ロープを手で引いて自力で対岸へ移動する仕組みで、エンジンも電力も使わない。かつては十津川流域に多数あったとされるが、現在残っているものは少ない。体験できる場所が村内に数か所あり、川の上を渡る独特の感覚が体験できる。
湯泉地温泉
村内3か所の温泉のひとつ。炭酸水素塩泉で、無色透明のやわらかい湯が特徴とされる。環境省の国民保養温泉地に指定されており、日帰り入浴が可能な施設もある。山と川に囲まれた静かな環境で、十津川の滞在拠点としても利用しやすい。